NEC、世界最速のスパコンを開発
NECが理論値ながら世界最高性能の65TFLOPS(地球シミュレータの1.8倍)を達成したスーパーコンピュータ「SX-8」を発表したそうです。今年9月にIBMの「BlueGene/L」が36TFLOPSを出し地球シミュレータを上回ったと発表したわけですが、それを巻き返したわけですね。また、
記録を達成したBlueGene/Lは、汎用プロセッサ(PowerPC) 1万6000個を並列化したスカラー型。NECは「スカラー型は メモリ性能やノード間データ転送性能がベクター型に比べ 大きく劣る」ため、理論値に対する実効性能が低いと指摘する。
とか、
NECによると「55TFlops程度の実効性能は確保できる」。
とのことです。さらに、
NECも顧客ニーズに対応するため、Itaniumを搭載した「TX7」や x86系の「Express5800」などでスカラー型をラインアップしている。 だがあくまで頂点はベクター型。海洋大循環モデルのシミュレーションや 衝突解析、ナノテクノロジー実験のシミュレーションなど、 計算とデータ量が大規模になるにつれ、ベクター型のメリットが 効いてくるからだ。
ということらしいです。まぁ、要は速いマシンが大気海洋の研究に使えるといいなぁということなんですが(日本で)。
IT mediaより:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/20/news023.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/20/news068.html