地球温暖化問題

hashi2007-01-22

BBC地球温暖化の特集が組まれていたので、ビール片手にボーッと見ていました。焦点は主に、モデルの結果に基づき、イギリスではどのような変化が起きるのかという点でした。その中で、紹介されていて面白いなぁと思ったのが、”サステイナブル*1な家”です。日本でも太陽光発電とかはよく見かけるのですが、さらに外の風を室内に取り込む装置が付いていました(日本でもあるのかなぁ?)。原理は非常にシンプルで、屋根の上に風の取り込み口があり、その口が風見鶏の原理で、風の吹く方に向かって回転するのです。コストもそんなにかからないし、いいかもなぁと感心しました。

また、日本の番組の編成とはちょっと違うかなと思ったのは、温暖化の危機的な面だけでなく、プラスになる面も紹介していた点です。例えば、温度上昇により、今の南仏やスペインに代わり、イギリスがリゾートに適した土地になるかもしれないとか、ある農夫は温暖化をビジネスチャンスと捉えて、今からオリーブの苗を植え始めているとか。イギリスも日本と同じような島国で食料の問題、土地の問題など、危機感の持ち方が似ていて日本の状況にそのまま置き換えられるような感じでした。イギリスでは、2080年の水位上昇に備えて、テムズ川沿いの建物は堤防の上に立てているとか大臣の一人がインタビューに答えて言ってましたが、東京とかどうなんでしょうね?

温暖化というグローバルな問題を、自分たちの国でどういうことが起こりえるのかということに絞って、多角的に捉えた非常に良い啓蒙番組だと思いました。

*1:最近はやりですが、持続可能なという意味