GTの鞄(サファリ)

hashi2007-07-24

旅に必須のものといえば鞄ですが、私が前々から気になっていたのがこの鞄です。GT社はイギリスで最も有名なスーツケースメーカーで、1897年の創業以来、頑なまでにハンドメイドにこだわり、現在も少量生産のペースを守り続けています。特徴としては紙の特殊素材(樹脂を染み込ませた紙を何重にも重ねたもの)でできているので非常に軽く丈夫だということがあります。ちなみに「象が踏んでも壊れない」というフレーズも、GTがオリジナルだと思います。またGTの鞄は、イギリス王室・イギリス空軍の御用達でもあり、エリザベス女王や故ダイアナ妃がハネムーンに使ったとか、サー・ウィストン・チャーチルはいつも片手にGTのアタッシュを持っていたとか、サー・エドモンド・ヒラリーがエベレスト登山に使ったとか、大航海時代にはタイタニック号に持って行かれたとか、数々の逸話もあります。
軽くて丈夫な鞄リモワ、重いが超機能的で丈夫なTUMI*1、死ぬほど重いが丈夫なゼロハリなど、他にも様々な鞄がありますが、空港に行くとどれもこれもあふれかえっていて、鞄好きとしては持つ喜びが今ひとつです。そこでここ数ヶ月、清水の舞台から飛び降りるべく、青山や丸の内のあたりをGTを求めて徘徊していました。ちなみに右の写真はアフリカ旅行にでも連れて行きたい「サファリ」シリーズです。

*1:お気に入りのリモワとTUMIについてはまた今度