描像(再び)

それで...要旨を書いていたのですが、その中で「描像:びょうぞう」という言葉を使おうかなと思ったのですが、「描像」が日本語変換の候補にないのです。結局、手作業で変換したのですが、一応この漢字であってるかどうか確認のため、ネットの国語辞典で調べてみたのです。ところが、辞書には「びょうぞう」という言葉自体がありませんでした。私にはさっぱり意味がわからず、ひょっとして間違った単語をこれまで使っていたのかも?と思い「びょうぞう」で検索してみました。そうしたところ、下記のようなページを見つけ驚きもし、安心もしました。

[日本語大好き-描像]:
http://www1.sphere.ne.jp/ataru/words/byozo.html

この描像ということばを好んで使うのは物理学者や数学者である。
それ以外の人はあまり使わないと思う。試みにこのことばを手元の
辞書で調べてもらいたい。おそらく載っていないだろう。このこと
ばの社会的認知度はそれほど低いのである。ただ物理学者や数学者
からすれば、え?なんでこのことばを知らないの?なんで辞書に載
っていないの?と思うはずだ。なぜなら彼らはこのことばを日常的
に、しかも専門用語としてではなく、一般的にも通用するはずのこ
とばとして使っているから。

その後、「描像」で検索すると269,000件もヒットしてさらに安心しました♪ただ、上記ページで言われているように、ヒットの内容は圧倒的に物理系のようです。勉強になりました。

それで、結局「描像」というのは、小学館日本国語大辞典」第2版によると、

描像 ― 像をえがくこと。また、その像。特に物理学などで、ある
       複雑な現象や概念の本質的な仕組みをとらえ、多くの人が
       それを既存の知識で容易に思い描けるようにしたもの。

とのことです。